
遠赤外線放射消霧装置 8 kw
USF-80 スペック
定格電圧
1.交流電源 AC200V
定格周波数
50/60Hz
定格消費電力
8000W
ヒーター
セラミック特殊ヒーター
使用場所
屋外
周辺温度
-20度~+50度
寸法
幅2000mm × 奥行き337mm × 高さ573mm
(プラケット含む)
重量
約62kg(ランプ含む)
特許
特許第5453581号
■特許共同権利者
ウシオ電機株式会社
株式会社ジェイファスト
西日本高速道路ファシリティーズ株式会社
特許第5652874号
■特許共同権利者
中日本高速道路株式会社
中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社

幹線高速道路などの霧対策として遠赤外線放射式 消霧装置
1.霧対策の現状
霧の発生が多い地域の高速道路に於いては、道路上に霧が発生し視界が悪くなった場合、要所に設置されたVI計の測定値が視程50m以下になると、視界不良による交通事故の発生が予想され危険なため、交通管理者と協議し、速度規制若しくは車両の通行止めの交通規制が行われている。 自然現象である霧の発生を抑える事は不可能ではあるが、霧に対して効果のある消霧装置が設置され、霧を除去(消去・排除)することが出来れば、視界不良による交通規制を少しでも軽減することが可能となる。

視程(VI計)32mの霧での消霧効果
遠赤外線消霧装置は、3年間のフィールドテストにより、通行止め対象となる視程30~40mの霧を、遠赤外線を放射することで、通行止めにならない霧(視程50m以上)に改善する効果があることが実証された。

消霧装置無し区間

消霧装置設置区間
2.消霧原理(遠赤外線放射式)
粒子の大きい霧(約20ミクロン前後の大きさ)に遠赤外線を放射する事により粒子が振動、発熱し、蒸発又は、小さな霧(約1ミクロン以下)になることで消霧効果が得られる。 ※遠赤外線の3~15μmの波長は、霧粒(水)に対して効率良く吸収される。

3.遠赤外線放射消霧装置について
遠赤外線放射消霧装置の構造
消霧装置は、遠赤外線を発生する特殊セラミックコーティングハロゲンヒーターと、発生した遠赤外線を集光し、 効率よく放射するための反射板(AL鏡面)と、ヒーター及び、反射板を保持する筺体から構成される。 筺体は、強度と耐候性に優れたステンレス(SUS304)を採用している。
